節分の豆まき 鬼を外 福は内
2月3日は節分で豆まきをされるご家庭も多いかと思います。
「鬼は外!福は内!」と言いながら豆を投げ、鬼(邪気)を追い払い、一年の無病息災を願います。
鬼役の人に豆を投げて、後で豆を拾って自分の年の数(あるいは1つ多く)いただくという楽しい行事ともなります。
しかし、鬼や福は外からやってくるものではなく、自分自身の中にあるものではないでしょうか。
お釈迦様が説かれた法句経というお経に、このような言葉がございます。
避けねばならぬこと(=悪行)を避けなくてもよいと思い、避けてはならぬこと(=善行)を避けてもよいと考える人々は、邪な見解をいだいて、悪いところ(=地獄)におもむく。
遠ざけるべきこと(=悪行)を遠ざけるべきであると知り、遠ざけてはならぬこと(=善行)を遠ざけてはならぬと考える人々は、正しい見解をいだいて、善いところ(=天上)におもむく。
<法句経 318・319>
お釈迦様は、その人の心しだいで、地獄界に行く人もいるし、天上界に行く人もいる とおっしゃっています。
鬼の心で悪い行い(悪口・いじめなど)をすれば、その人は地獄にいく。
福の心で善い行い(優しい言葉・思いやりの行いなど)をすれば、その人は天上にいく。
節分の行事は、楽しい行事にすると共に、自分の中の鬼の心を追い払う行事にしたいものです。
「自分の中の鬼の心も追い出せたかな?今年もお友達に優しくできるかな?」
そんな言葉かけもしてみてください。
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